2011/10/28

ギターの練習で忘れている事

バンドのレコーディング終わって、空き時間。

ギターの練習で必ず必要で、かつ忘れがちな事を一つ書いておきたいなと思います。

それは、聴く耳を育てるという事。

あなたの好きな曲があるとします。
その曲に、どんな楽器が、どれだけの数使われているか聞き分ける事が出来ますか?

これはなかなか難しいことです。

通勤通学中に、なんとなく聴いているだけでは、絶対聞き取れません。

家で、何かをしながら聴くのではなく、ただただ音楽に耳を傾けてみることでやっと見えてきます。


たとえば、賑やかなお店で友達と話ししている時に、人間の脳は他の人の声より友達の声を聞こえるようにコントロールしています。

無意識に音をピックアップ出来るその優れたコントロール能力は、音楽を聴いている時も働いています。

その無意識な能力を、自意識下でコントロール出来るようにするのです。


ギターだけでも、エレキギターなのか、フォークなのか、ガットギターなのか。
何本のギターがなっているのか。

何度も聞き直してみましょう。
もしくは、耳で音を採って、ギターで鳴らしてみましょう。

それだけしても、理解しきれない事は多いです。

それ程にたくさんの音が、歌やメロディを支えています。

かっこいいソロの音やボーカルのメロディだけを聴いていては、聞こえてこない音があります。



好きな曲だけでもいい。
ボーカル以外の音に耳を澄ませてみて下さい。
ギター以外の楽器に注目してみて下さい。

それぞれの音が支え合って、一つの曲が成り立っています。
ドラムやベース、キーボードの音に興味を持ってそれだけを聴いてみると、今まで気付かなかった音が聞こえてきます。


ギター初心者の方と、中級者の方はとくに意識して欲しいのです。

それだけで、音楽の面白さも、練習の課題もたくさん見えてきますよ。

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