バンドのレコーディング終わって、空き時間。
ギターの練習で必ず必要で、かつ忘れがちな事を一つ書いておきたいなと思います。
それは、聴く耳を育てるという事。
あなたの好きな曲があるとします。
その曲に、どんな楽器が、どれだけの数使われているか聞き分ける事が出来ますか?
これはなかなか難しいことです。
通勤通学中に、なんとなく聴いているだけでは、絶対聞き取れません。
家で、何かをしながら聴くのではなく、ただただ音楽に耳を傾けてみることでやっと見えてきます。
たとえば、賑やかなお店で友達と話ししている時に、人間の脳は他の人の声より友達の声を聞こえるようにコントロールしています。
無意識に音をピックアップ出来るその優れたコントロール能力は、音楽を聴いている時も働いています。
その無意識な能力を、自意識下でコントロール出来るようにするのです。
ギターだけでも、エレキギターなのか、フォークなのか、ガットギターなのか。
何本のギターがなっているのか。
何度も聞き直してみましょう。
もしくは、耳で音を採って、ギターで鳴らしてみましょう。
それだけしても、理解しきれない事は多いです。
それ程にたくさんの音が、歌やメロディを支えています。
かっこいいソロの音やボーカルのメロディだけを聴いていては、聞こえてこない音があります。
好きな曲だけでもいい。
ボーカル以外の音に耳を澄ませてみて下さい。
ギター以外の楽器に注目してみて下さい。
それぞれの音が支え合って、一つの曲が成り立っています。
ドラムやベース、キーボードの音に興味を持ってそれだけを聴いてみると、今まで気付かなかった音が聞こえてきます。
ギター初心者の方と、中級者の方はとくに意識して欲しいのです。
それだけで、音楽の面白さも、練習の課題もたくさん見えてきますよ。
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