2015/02/18

水木しげるロード -妖怪に負けないなにか-

むかし、友達と来たことがある水木しげるロード。
当時は出来立ての頃で、ブームになる前で、今ほど賑わってはなかったかも。
田舎町ながら、すごい人出だなぁと関心しました。
こうやって、出身アーティストが街を盛り上げるって素敵だなぁと思います。



水木しげるロードは、名の通りあちらにも妖怪、こちらにも妖怪、、メジャーな妖怪達がひしめき合ってます。

この道をカルメラメンバーと歩くと、なぜだかそわそわします。
なにかを求められているような、そんな気がするのです。
妖怪に負けないキャラクターを降臨させなくてはならない。

求めれるがままに、それ以上に、「もういいわ」と思っているであろう顔を見るまで、僕はみんなの笑いに答える”あの乗り物"になるのでした。


一時期前までは、僕のボケには見ざる言わざる聞かざるの三猿メンバーでした。
唯一相手にしてくれるのは、普通の猿のいがっちょさんでした。
しかし、そんなツッコミすらたらい回しの状態の僕も、徐々に「シュール」というカテゴライズでチョイスされる事が多くなってきました。

おかげさまで日々上機嫌です。
メンバーは僕の取り扱い説明書を手に入れたということですね。。


3・28なんばギンギン大作戦のCM動画。
日々更新されるので、素材がいっぱい必要なんですが、その素材が僕ばっかりらしいです。
僕のシュールな部分が陽の目を見て、非常に嬉しく思います。
しかし、このままでは笑える動画が、局地的で偏った笑いになる。
王道の笑いがあってこそ、シュールレアリスムが輝くのです。


だから僕は、他のメンバーの動画増やそうキャンペーン中です。
みんなの動画が増えれば、たまに出てくるシュールな笑いが引き立つのです!

しかし、僕が撮るとなぜかみんなをケガさせる仕上がりになります。
どうやら僕は、メンバーの面白い部分を引き出す説明書を持っていませんでした。。


というわけで、なんばギンギン大作戦のCM動画はまだまだ続きます。
自主制作CMを要チェック!
また、著名な方々のタイトルコールも必見!



さて、ずいぶん話がそれました。
すこしだけ境港に話題を戻します。

この日、僕らは岡山に行く前だったので入り時間もあり、30分弱の観光。
すぐに駐車場へ戻ります。
駐車場へ向かう途中、水木しげるロードをそれると、そこは素朴な田舎の港町の景色。



そんな景色を見てて、ふと思ったんです。



子供の頃は、家の天井の木目が顔に見えたり、壁のシミがオバケの顔に見えたりしましたね。
道に落ちている石の形にワクワクしたり、見たこともないものにワクワクしたりビクビクしたりしたなと、思い出しました。

妖怪って、こういうところから生まれてるんじゃないかな。


あの頃、町中が遊び場でした。
子供の想像力で、世界中のものが自由に形を変えました。


今の街も、子供にとって遊び場なんでしょうかね?
僕ら大人が、便利で綺麗な街を作ったとして、それは子供にとって広い遊び場になっているんでしょうかね?

もしかしたら、少し退屈かもしれません。
そんな退屈な街よりも、ゲームは刺激的だし、マンガもアニメも刺激をくれます。

子供はその刺激を元に、想像力で便利で綺麗な街に落書きする。
そしたら、この町の色んな事はぜんぶ、妖怪のせいだという。
それを嘆いて、大人はゲームのせいだという。


僕ら大人が作る未来に、子供の想像力が膨らむものがいっぱい溢れるようにしないと、僕らが老いた頃の街はとても退屈なものになるのかもしれない。


こらからも、日本中に新しい妖怪やおばけ、物語や芸術が生まれる未来を、僕らは作っていかないとね。





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